投稿者:志田正次 編曲:志田正次
吹奏楽(大編成28パート)
(キー)E♭ (難易度)中級
(投稿者コメント)
「マーラー熱」に冒され続けて早半世紀…、自他ともに認めるMahler freakの作者が無謀にも挑んだマーラー交響曲の吹奏楽arrange作品です。
選んだ曲は、一時期「世界最長の交響曲」としてギネスにも登録されたことのある交響曲第3番。
全曲の演奏時間は実に100分を超える大曲で、第6楽章だけでも23分弱もかかります。
この第6楽章にアナリーゼ(楽曲分析)を加え、7分強の抜粋版として書き上げました。
タイトルの『愛が私に語りかけるもの』は、マーラー自身が作曲時に付していた標題(後に作曲者自らが削除)を敢えて表題に据えてみました。
その慈愛に満ちた美しいメロディーから壮麗無比なクライマックスを迎える曲の構成は、吹奏楽ファンにとって正にR.ワーグナーの歌劇「ローエングリン」から『エルザの大聖堂への行列』を思い起こさせてくれると思います。
尚、原調はDですが他の楽器の調号を考慮し半音上げのE♭に移調してarrangeしております。