投稿者:志田正次 編曲:志田正次
サクソフォン四重奏(SATB)
(キー)G (難易度)中上級
(投稿者コメント)
「死せる王女のためのパヴァーヌ」は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1899年に作曲したピアノ曲で、後にラヴェル自身が管弦楽曲に編曲した大変美しい曲です。
ラヴェルがルーヴル美術館を訪れた際、17世紀スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケスが描いた「マルガリータ王女の肖像画」からインスピレーションを得て作曲したとされております。
パヴァーヌとは、16〜17世紀にかけてヨーロッパの宮廷で流行した舞踊ですが、優雅でラヴェルらしい繊細さを持つ美しい小品であると思います。
今回は、この佳曲を原調(G)のままサクソフォン四重奏(SATB)版にarrangeしてみました。
サクソフォンarrangeに際しては、ラヴェル特有の響きを大切にしながら、細部にわたりアーティキュレーションを付してみました。