投稿者:志田正次 編曲:志田正次
テナーサクソフォンとピアノ伴奏
(キー)Dmoll(=ニ短調) (難易度)上級
(投稿者コメント)
《サクソフォン吹きなら一度は吹いてみたい名曲シリーズ第1弾【T.sax編】》
サクソフォン愛好者(特に、クラシカル・サクソフォン)の端くれとして一度はchallengeしてみたいと思う曲がブルッフの「コル二ドライ」。
原曲はチェロと管弦楽のための協奏的作品ですが、元トルヴェール・クァルテットの故・新井靖志氏のalbum""FANTASIA""によって広くサクソフォン愛好者に知られるようになった名曲だと思います。
この曲はユダヤ教の典礼歌「コル二ドレ」とアイザック・ネイサンの哀歌「ああ、彼等のために泣け」の2曲をモチーフにしてブルッフが作曲したとされています。
弦楽器と木管楽器では当然、運指上の制約(例えば、14連符を木管楽器で表現するのは事実上困難)がありますので、一部、新井氏の演奏を採譜しながら補完を試みております。
「燻し銀」のようなテナーサックスの音色と音域は、「コル二ドライ」がテナーサックスのために書かれた曲と見紛うばかりの作品だと感じております。